夏休みの終盤、ぽっかりと1日時間ができたので帰省してきました。
前にもやった、これの第2回です。
前回は6月でしたが、8月の真夏で炎天下で災害級猛暑のなか撮ってきた銚子はまた違った魅力を紹介できると思います。ぜひ見ていってください。
と言っても、水辺が大好物なので青い写真ばかりなんですけどね。
目次
旅のしおり
朝思いつきで出掛けたもんで、銚子駅に着いたのは10時頃。駅前のレンタサイクルも予約していないため全て貸し出し中でした。
銚子電鉄を使って半島をぐるっと回ろうかとも考えましたが、せっかくならのんびりと写真を撮りながら歩くことにします。ちょっと後悔していますけど。
あ、車とかバイクで戻ってくれば行きたいところ全部観れるし快適なんですけどね、この企画に関しては毎回JRで帰って、現地で確保できる移動手段でまわるというルールを課しています。
理由は、学生時代と同じ目線で地元を撮りたいから。それだけ。昔はそんなに生き急いでいなかったのだよ。田舎だし。
ということで、ひたすらに撮り歩く
わたしそれなりに体力ある方だと思ってますが、それでもこの季節に長時間歩き回るのは結構危険を感じました。この日はこまめに水分補給して乗り切りましたが、もしお出かけになる際は無理のない計画を立ててくださいませ。
日焼けが痛いよう・・。
銚子駅らへん
駅を出てそのまま大通りを北側にちょっと歩けば利根川が見えてきます。赤いのは銚子大橋。渡った先は茨城県。
この辺りの高校は県を跨いで通ってくる人も多くて、通学はチャリ。この巨大な川を毎日渡る。天気悪い時とかどうしてたんだっけな。
真水と海水が混ざる汽水域ってところなのでプランクトンが多く、スズキなんかが良く釣れます。もうちょっと上流にはハゼもいます。でもたまにアカエイがかかっちゃうので注意。
風車と釣り人の位置、風車の羽、釣り人の動き、全て揃った写真を撮りたくて粘ってたんですけど叶わず。このあたりでいろはす1本消費。
利根川沿い〜漁協、ポートタワーのあたり
利根川沿いの漁協前にも美味しい魚介のお店がたくさんあるので、お時間ある方はぜひ。広い駐車場も用意されています。写真?ありません。ヤケになって歩いていたから。
とりあえず漁協で爽健美茶飲みました。
ポートタワー到着。生きててよかった。
タワーは外からみて楽しむ派なので華麗にスルーし、お隣のウオッセ21という水産物卸売センターを覗く。
飲食店もあるし買い物もできるので、お時間ある方はぜひ。私は糖分の不足を感じコーラを飲みました。
君ヶ浜まで
ウオッセを出た後はそのまま海を見ながら犬吠埼灯台目指して歩く。
銚子港のあたりこそ水産加工工場や倉庫なんかが多いけど、ちょっと進むと綺麗な海岸線に到達します。テレビとかでもよく紹介されている、一山いけすがあるのもこのあたり。
コロナとか関係なく、基本的に引きが急で泳げる浜ではないのですがこの場所の景色はきっとテンション上がると思います。
波打ち際に点在する岩の様子とか、東映アニメフェアのオープニングを想像させます。え、知らない?ざっぱーんってなるじゃん・・
波が引くときの砂浜ってすごくキラキラしていて、これをどうしたら伝わるように撮れるんだろう。少しずつ場所を変えながらトライしたんだけど、まだ足りない。次回の課題です。
左の方に見えるのが犬吠埼の灯台。とりあえずあそこまで歩けば飲み物が。暑さ伝わらないかもしれませんが、この時点で駅から13キロくらい歩いてます。全俺が焦げる。
あ、このやたら綺麗な海で、Z85mm持っててよかった〜と思える1枚が撮れたんですよ。ブログに載せていいか聞けなかったのが心残り。(写真はニコニコ写ってくれたんだけど、海外の方で私の言語力が足りなかった)
犬吠埼
マジ、うまっ!
あ、灯台より先にお飲み物の写真を貼ってしまった。
灯台前にある犬吠テラステラスにはカフェや各種売店なんかが入っていて、休憩にぴったりです。お昼ご飯もこちらでいただきました。
で、これが犬吠埼の灯台。白いんですよ。驚きの白さ。確実に青空に映えます。ぜひ写真撮りに来てください。
灯台のあたりから磯に降りる階段があるんですけど、個人的にはその海がとても好きです。
この潮溜りの青さがすごくいいんですよ。青というか、碧。
犬吠埼の海を見てだいぶ満足したところはありましたが行けるところまで歩いてみようということで、近くを走る銚子電鉄の犬吠埼駅を撮ることに。ネットで見たら、駅の周りにひまわりが咲いているとか。
ずんずんずん。ここまでずっと広角のGR3+中望遠のZ6という使い分けで来ましたが、GRのバッテリーが怪しくなってきたのでZ6の方を多用すべく、ズームレンズに変えました。
こちらが犬吠埼駅。ひま・・わり?
銚子電鉄とひまわりの競演を撮る野望は儚く散りましたが、とりあえずこの場所で飲んだアクエリアスは最高に沁みました。
外川
不完全燃焼のまま帰るのは悔しいなと思ってその先の外川港まで来てみました。が、港内全域に感染症防止のため車の侵入やバーベキューを控えるよう張り紙が。
漁港でバーベキュー・・・?お盆休みだとパーリーピーポーとかが来るの・・・?撮影のために入るのもアレだなと思い、近くの浜で1枚撮って帰ることにしました。
本当はこの先、マリーナや屏風浦を撮りたいと思っていたんですが、この状況だと入れないかもしれないしね。またの機会に。
外川からの帰りは銚子電鉄で
某お菓子や映画のパロディだったり財政難だったり美人の車掌さんがいたり財政難だったり米津玄師さんのプロモだったり財政難だったり何かと話題の銚子電鉄。
ホームページ見るとホントいろんなアイデアを出して危機を乗り切ろうとしてるのが伝わってきます。見てって。ほんと。
地元の人間として、応援のためにやっぱり電鉄を使わねばと。決して歩いて帰るのがしんどかったわけではないですよ。
この日は夏休みということもあってか結構乗客もいる印象で、少し安心。
あってよかった銚子電鉄。おかげで無事家に帰ることができました。
おいでよ銚子
銚子のいいところって色々あるんですけどね、今回歩いていて感じたのは「海の表情が多彩でとにかく撮ってて楽しい」ということ。
お時間あるかたはぜひ地図を見て欲しいんですけど、銚子市って東西南北全方角に海が見れるんですよ。
これはすごい強みだと思っていて、風向きや時間帯(太陽の位置)を問わずどこかしらで写真が撮れちゃうってことになると思うのです。
日の出、日の入り、順光逆光サイド光なんでもこい。晴れてれば。
こんな無謀なことやってる記事にやってくる方もあまりいないかと思いますが、何名かでも銚子面白そうじゃんって思ってもらえれば私としては儲けものです。
前回、今回と同じような場所ばかり回ってしまいましたが、次あたり絶品の魚介で盛大な飯テロをしたいと思います。ご期待ください。
撮影機材(RICOH GR3, Nikon Z6)
この旅で実感したのは、とにかくGR3の使い勝手がとても良いってこと。コンパクトで写りはいいし、気になったらすぐ撮れちゃう。ほんと旅にぴったりなカメラだと感じました。
対して、Z6の方はやはり見やすいEVFからくる安心感。炎天下で背面液晶が見づらいなか、やっぱりファインダーがあるってのは助かります。
ニコンは記録色であっさり目という記述を結構見かけますけど、自分がZ6を使っている限りではすごく鮮やかで抜けのいい、気持ちの良い青を出してくれる印象を持っています。好き。