ポパイカメラさんに現像をお願いしたKodak Ektar100の作例紹介です。
こちらのフィルムも、仕上がりはポパイカメラさんにおまかせでオーダーしています。
「世界最高の粒状性」と謳われる特性を活かすための機会を待ち、大事にキープしていたフィルム。天候に恵まれた日の山歩きをキッカケに使ってきました。
機材は機械式一眼レフのPENTAX MXにsmc PENTAX 50mm f1.4の組み合わせ。MXはオークションで状態の良さそうなものを手に入れた後、地元のカメラ屋さん経由でオーバーホールしてのデビュー戦です。
トラブルもあって救出できた写真はあまりないのですが、それでもEktarの特徴を少しだけ感じることができました。
PENTAX MXでちょっと失敗しちゃったこと
フィルムの作例とは関係ないのですが、この日の機材について。
冒頭にも書いた通り、機械式のフィルムカメラに足を踏み入れた私は「フィルムカメラはそんなに買い換えるものでもないし、しっかりメンテナンスして思い入れをもって使いたい」と考えPENTAX MXを購入、そしてオーバーホールもしました。
そんなMXのデビュー戦には特別なフィルムを!ということで選んだのがEktar100。
正直、高いです。うかれてました。ただ、山歩き序盤で悲しい事件が。
オーバーホールに出したことで完全に油断し、テスト撮影も無しに持ち込んだことが原因ではあるのですが。歩いている振動で裏蓋が開いてしまい撮影済みの写真を感光させてしまいました。
大半の写真はダメになってしまいましたが、後半だけでも使えればと期待して装填しなおしたフィルムから生き残ったのが今回の写真達です。少ないですが見て行ってください。
その後、MXは再調整をお願いし調子良く使っています。
整備不良というわけではなく、裏蓋のロックが緩いのはMX自体のクセみたいです。バネを強いものに交換してもらい、安心して使えるようになりました。
作例紹介(with smc PENTAX 50mm f1.4)
石射太郎山・高宕山の写真はほとんどダメになってたわけですが、少し残ってたこのあたりを見るだけでも空の鮮やかさに驚かされます。遠目で見たら一瞬デジタルかな?って思っちゃうくらい、綺麗な青ですね。
千葉駅らへんを散歩してる時に少し撮りました。フィルムで駅や周辺の賑わいを撮ると、なんか学生時代を思い出して懐かしくなりませんか?
嘘です。私の学生時代は2時間に1本の電車、単線、無人駅でした。駅を一歩出ると畑です。
へたっぴなので露出外してて思ってた絵ではないのですが、独特な色の深みを感じることができます。この色を狙いどおりに出せたら、最強のフィルムなのでは。精進します。
同じ公園、同じ池。時間が変わると世代も変わる。
近くの友達と公園に座って雑談してって過ごし方、憧れます。自分はこの人たちみたいな年のとり方できるかな。
ちょっと高いけど、このフィルムでしか撮れない写真がある
日常的に使うには勇気のいる価格ではありますが、他のフィルムでは味わえない発色や滑らかさはこのフィルムを選びたくなる魅力があります。
手元にいくつかストックしておいて、特別なおでかけやイベントの際に使っていきたいと思っています。
次はもう失敗しない・・・。