FUJIFILM(富士フイルム) XF18mmF2 Rレビュー。小型軽量で使いやすい焦点距離が魅力

FUJIFILM(富士フイルム) XF18mmF2 Rレビュー。小型軽量で使いやすい焦点距離が魅力

2019-04-23

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富士フイルムの広角短焦点レンズ「XF18mmF2 R」をレビューします。

2012年2月の発売からはちょっと時間が経っていますが、

  • 小型軽量
  • スナップに使いやすい焦点距離
  • XFレンズの中では比較的安価

など魅力的な特徴を持っており、まだまだ人気のあるレンズです。

私も購入から半年使って、その良さを実感しています。作例と共に紹介させてください。

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スペック

焦点距離18mm(35mm換算:27mm相当)
絞りF2.0~F16
絞り羽根7枚(円形絞り)
最短撮影距離18cm(最大撮影倍率:0.14倍)
重さ116g
フィルターサイズ52mm

F2.0という明るいレンズでありながら116gと軽量なのが特徴。

広角レンズは寄れることで一気に使い勝手が良くなり、表現の幅が広がります。最短撮影距離18cmというのも魅力的なポイントですね。

フィルター径は、みんな大好きXF35mm F1.4と一緒ではあるものの、意外と珍しいサイズかも?手元に用意があるか確認しときましょ。

外観・操作性

FUJIFILM XF18mm

手のひらすっぽりサイズ。この小さなレンズにしっかりと絞りリングを設けてくれた富士フイルムありがとう。

X-H1との組み合わせも気に入っていますが、X-E3やX-Pro2なんかと組み合わせるとさらに小型軽量であるメリットを活かすことができます。

FUJIFILM X-H1 XF18mm
フードあり
FUJIFILM X-H1 XF18mm
フードなし

XFレンズ全ての特徴となりますが、金属製の胴鏡は高級感があります。

フードは角型でこちらも金属製。フードキャップも含めていつの間にかいなくなっちゃうのが難点ではありますが、カッコいいのであばたもえくぼってやつです。(紛失注意)

絞りリング・フォーカスリングの操作性

構えた状態での絞りリングやフォーカスリングの操作性も、私の感覚では全く問題ありません。小型化による使い勝手の犠牲は無いと言って良いかと。

ただ、個体差かもしれませんが絞りリングはちょっと軽くてカサカサしてる?感じがあります。問題はないんですが、個人的にはXF23F2などのWRシリーズみたいなしっとりとした感覚が好きかも。(好みの話ですw)

オートフォーカス

ぎゅいーんって作動音がするやつ。動画では盛大に音を拾うので、使うならマニュアルフォーカスでしょうか。

速度については不満を感じたことはありません。爆速のXF90mmなどに比べると分が悪いですが、通常使う分には問題のないスピードだと思います。

作例

画質については、四隅が甘いと言われることが多いようです。私がその辺について熱く語れるほどの目を持っていないので、写真を多めに載せます。判断材料としてください。

風景など

フルサイズ換算27mmの広角は、その場の景色を気持ち広めに残すことができます。大体iPhoneと同じくらいの広さって言えばイメージしやすいかな。

お出かけレンズとして、使いやすい焦点距離です。

FUJIFILM XF18mm作例
東京競馬場。広さが気持ち良い。
FUJIFILM XF18mm作例
どこかの駅。夕焼けが気になって途中下車した。
FUJIFILM XF18mm作例
千葉港で飛んでたカモメ。広角らしい青空の色が好み。
FUJIFILM XF18mm作例
たけさんぽの日に行った増上寺。
軽いし小さいから、公園にも持って行こ。
FUJIFILM XF18mm作例
見浜園。f8まで絞ってます。くっきり。
FUJIFILM XF18mm作例
浅草。X-Pro2との組み合わせだったので手振れ補正なし。

記事にしていない分も含めて、改めて振り返ったら思ったより持ち出してました。

「荷物を減らしたいお出かけの時」や「もしかしたら広角使うかも」という状況でつい手が伸びるのは、やっぱり小型軽量の恩恵ですね。

子供との距離

広い公園で「よーし遊んで来い!」みたいな状況は別として、普段小さい子供を連れて外出するときって心配であまり離れられないと思います。XF18mmF2は近くにいる子供を撮るにもピッタリ。

背景も一緒に残すことができるので、記録写真にも良いのです。

食べ物

テーブルの食べ物なんかを撮るにも丁度良い距離です。

外出先で急にファミチキを撮りたい衝動に駆られても大丈夫。全力で手を伸ばさなくても、景色と一緒に写すことができます。

結構寄れる

本当は、植物とか建物とかに思いっきり寄った作例載せたかったんだけど、無いんですね・・。

とりあえず、広角レンズではありますが被写体に寄ることで結構ボケもつくれます。

逆光は苦手?

フレアやゴーストが出やすいように感じました。

どちらもフードは付けてるんですけどね。レンズフィルターの影響も少しあるかもしれません。(他のレンズではあまり出ないけど)

まとめ:気負わず日常を写すのにぴったりのレンズ

本気で作品を撮りたい!と考えたら少し物足りなさを感じることもあるかもしれません。

自分の力量不足もありますが、写真を見返して「これヤバイ!」ってのは他のレンズに比べて少ないですw それでもかなりのシチュエーションでXF18mmF2を選んでおり、中にはこのレンズが無ければそもそもカメラ自体持っていかなかったかも、と思うものもあります。

そう考えると、やっぱりXF18mmF2の小ささは他にない武器なんですよね。

いわゆる「エモい」写真はXF35mmF1.4やXF90mmなんかに任せて、XF18mmF2はカジュアルな気持ちで使うのが合うんじゃないかと思っています。

少し地味に感じるかもしれませんが、個性を持った好きなレンズです。