FUJIFILMの黒白フィルム「ACROS」を使ってみました。
富士のデジタルを使っている方であればフィルムシミュレーションでも馴染みがあると思います。
今までカラーネガしか使ったことがなかったので、どんな写真になるかワクワクしながら撮ってきました。かえってきた写真の印象は、モノクロ難しいけど良い。好き。楽しい。」です。
NEOPAN(ネオパン) 100 ACROSについて
中庸感度、超高画質の黒白写真用ネガティブフィルムです。このフィルムは、ISO100としては世界最高水準の粒状性と豊かな階調、優れたシャープネスを備えていますので、ポートレート、風景写真、建築写真、商品写真から顕微鏡写真や複写用途に至るまで幅広い分野の撮影に適しています。
また、優れた相反則不軌特性を有しており、低照度長時間露光による感度低下が非常に少なく、建築写真や夜景などの長時間露光の撮影では特に効果を発揮します。
富士フイルム
豊かな階調と優れたシャープネスが特徴とのこと。
こちらを再現したフィルムシミュレーションをデジタルでよく使うのですが、特にその階調について実感していました。なんか表情があるんですよね。
ちなみにこちらのフィルムは生産終了しておりますが、2019年の秋にNEOPAN 100 ACROSII(アクロス2)として復活することが発表されています。
どうでもいいけど、白黒?黒白?モノクロ?富士は「黒白」という呼び方にこだわりがあるそうなので、記事での表記は黒白とします。
撮影機材(PENTAX MX / smcPENTAX 50mm F1.4)
今回はこのACROSを、ペンタックスKマウントの一眼で使用しました。
急に不慣れな黒白フィルムを使い出した理由の一つは、気に入っているんだけど使い所に悩んでいたこのレンズを活かせないかな?と考えたため。
上の写真で確認いただける通り、かなりレンズが黄変しているのです。あまりその辺詳しくないけど、アトムレンズってやつだと思います。
カラーでの写真を見ると結構暖色が強いのはこれが原因じゃないかと。
それはそれでアジがあって個人的には好きですが、フィルムの特徴とかニュートラルな色味をもう少し楽しみたいなって思ったらちょっと使いづらくなっちゃったんですよね。
このレンズの描写自体は気に入っていたので、黒白であれば黄色気にしなくていいし!(もしかするとイエローのフィルター掛けたような効果あるのかしら。わからない。。)
https://fun.team9648.com/tag/smc-pentax-50mm-f1-4/作例写真
ということで、写真をペタペタ貼っていきます。
想像していたより柔らかい写真が多かったのですが、露出を少しプラス寄りで撮るクセがあるせいだと思います。
これは前に書いた、千葉公園の蓮や佐倉ふるさと公園のひまわりを撮りに行った時の写真。
どちらも天気が悪かったように記憶しておりますが、優しいというかもう少しメリハリあった方がかっこいいですよね。難しいなー。
日常スナップやポートレートなんかに使うのが好きかも。
こうして見ると、やっぱり少し黄変の雰囲気あるのかなという気もしないでもないですね。次回他のレンズ使って、比較してみたいと思います。
デジタルで撮ってた写真
- FIJIFILM X-H1とXF90mmで撮る蓮の花。朝の千葉公園を散歩してきた。
- 佐倉ふるさと広場で開催された「風車のひまわりガーデン」を撮ってきた。
- 【作例&5ヶ月使用した雑感】RICOH(リコー) GR3で撮る夏休み -2019-
黒白の難しさは感じたけど、積極的に使いたいと思った
ピントが甘いのは私のウデなのでまあ置いておいて、全体的にやっぱりもう少しコントラストの強さというかメリハリあった方がアクロスの良さを出せるなと感じました。次回は適正露出を意識して使いたいと思います。
それでも子供の写真とかすごく好きな雰囲気で撮れたので、個人的には大満足。まだネットでは入手できそうなので、再販を楽しみに待ちつつ大事に使っていくつもりです。
祝!再販!