【富士フイルム X-H1 レビュー】購入から半年経って、改めて感じる使いやすさ(操作編)

【富士フイルム X-H1 レビュー】購入から半年経って、改めて感じる使いやすさ(操作編)

2019-02-22

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X-H1を購入してから気がつくと半年以上使ってました。

ほぼ毎週末持ち出して、日常から子供の行事・山歩き・フォトウォークなど沢山の思い出を残してくれているカメラで、愛着を持って使っています。

自分もわりとカメラを売ったり買ったりする人らしいので、他社も含めて他の機種が気になっちゃうこともありました。結構な頻度でありました。反省してます。

それでも結果として移行せず使い続けているのは、やっぱり魅力に溢れたカメラだから。

他のカメラを調べていくうちに「X-H1なら一瞬で設定変えられるのにな・・」という理由で踏みとどまる事が多かったので、自分はもうX-H1の操作性、もっと言うと富士フイルムの操作性が大好きなんだと思います。

もちろん富士フイルムの色が気に入っているというのも使い続ける大きな理由ではありますが、今日は操作性について書いてみます。

早い話が「物理ダイヤル大好き」って言いたいだけの記事です。

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富士フイルムのカメラは物理キーが多い

X-H1

シリーズによって差はありますが、富士フイルムのカメラは物理キーが多めに設けられる傾向にあります。物理キーが多いことで、スムーズに設定を変更することが可能なんです。

「メニューに入って、項目を選んで・・・」みたいな手順が減るので、テンポ良く撮影することができます。

また、電源を入れずに設定の確認・変更ができたり、アウトドアなど手袋している状態での操作性が良かったりと、X-H1の物理キーはとても使いやすくできていると思います。

私の場合、特に「フォーカスモード」「測光モード」あたりを変更することが多いので重宝しています。

フォーカスモード切換レバー

X-H1 フォーカスモード切換レバー

AF-S・AF-C・MFの切り替えを行うためのレバーですが、X-H1に限らずX-Pro / X-T /X-E シリーズなど多くのカメラでこの位置に設けられています。カメラを構えたとき、左手でサクッと変更できる絶妙の場所。

普段はAF-Sで撮影することが多いのですが「急に走り出した子供をAF-Cで追いたい」「オートフォーカスが迷いやすい被写体をマニュアルフォーカスで合わせたい」時などファインダーから目を離さずに設定を変更し、撮影を続けることができます。

梅の花 マニュアルフォーカス

例えば花とか撮っている時、オートフォーカスだと前ボケに使っている花にピントが合ってしまったり、他の枝に引っ張られてしまうケースだと思います。

ファインダーを覗いたまま、構図を維持した状態でマニュアルフォーカスに変更し、奥の花にピントを合わせることができました。

測光モードダイヤル

X-H1 測光モードダイヤル

通常は測光モードを「マルチ」に指定していれば殆どのケースで対応できるし、EVFに明るさが反映されるので露出補正すればいいのですが、私はこれ結構使います。

富士フイルムのデジタルカメラの取扱説明書のウェブサイト。
fujifilm-dsc.com

子供が帽子かぶっていたり逆光だったりして、顔が暗くなっちゃうことありません?余裕があれば露出補正しますが、屋外行事みたいな忙しく状況が変化する時は「スポット」に変更し、子供の顔あたりで測光しています。

多少空の色が飛んじゃっても、子供の顔真っ暗になるよりいいかなって。

X-H1

あとは、空や雲、夕焼けなんかを撮る時。

オレンジに染まる空や雲が印象的だったので撮った写真ですが、これも雲のあたりで測光しています。木とか完全にシルエットになっちゃってるけど、いいんです。空の色が好きだったので。

半年使ってみて、前以上に手放せない存在になった

FUJIFILM X-H1

今回ご紹介したのは、私が気に入っている操作性のほんの一例となります。

絞りやシャッタースピードの操作なども含め、他社に慣れた人は最初ちょっと戸惑うかもしれません。でも、ちょっと使って身体に馴染んでくると本当に良くできていて離れられない魅力になります。

購入時のレビューでは心配事も何点か書きましたが、半年使った今でも気になるのはバッテリーの持ちが悪いことくらい。通常はバッテリーを複数用意することで対応できます。

当時書いていた「露出補正のダイヤルがなくなったこと」や「大きさ・重さ」について、全く気にならなくなりました。

このカメラの購入理由でもあった「どんな状況にも対応できる」と言う点に関して想像以上に応えてくれているX-H1ですが、まだまだ自分は魅力を引き出しきれていません。

今まで使ってこなかった動画やフィルムシミュレーションのカスタムによる色の追求なども積極的に挑戦し、また紹介できればと思っています。