Nikon パワーバッテリーパックMB-N11の使用感

Nikon パワーバッテリーパックMB-N11の使用感

2021-09-03

ZのⅡ型を使うことになったら、縦グリップも一緒に導入したいなと考えていました。

最近挑戦することの増えてきた長時間のタイムラプス撮影において撮影時間の延長・撮影中のバッテリー差し替え(ホットスワップ)が大きな強みとなること、また、中望遠好きの私にとって縦位置での撮影がやりやすくなることはかなりの魅力を感じます。

そんな経緯での購入でしたが、実際に使ってみると期待通りだった点・違和感があった点など感じるところがありましたので、ちょっと使用感を残しておきます。

前提として、私以前使っていたFUJIFILMのX-H1で同じような位置づけのバッテリーグリップを使用しており、その使用感の違いが違和感となっているのかなと感じています。ずっとニコン機を使用している方にとっては「いやいや、縦位置グリップってそーゆーものよ」と思われるかもしれません。

その点、お含みおきくださいませ。

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パワーバッテリーパックMB-N11について

スペックや基本的な仕様、できることなんかはここであまり詳しく書きません。公式サイトにしっかりと書いてありますので、そちらをご確認いただければと。

いわゆる縦位置バッテリーグリップなのですが、Z 7II、Z 6II同等の防塵・防滴性能を確保とのことで、過酷な環境でも安心して使用することができます。

また、この製品はバッテリーを2個差すことができるのですが、撮影中に電源を切ることなく片方のバッテリーを交換することが可能です。(ホットスワップ)

インターバル撮影やタイムラプスなど、屋外での長時間撮影時に大活躍ですね。それなりにお値段するのがネックではありますが、ロマンを感じます。

実際に使ってみて

導入する目的により評価の分かれる商品だな、というのが第一印象。

バッテリーライフの向上やホットスワップが目的であれば大満足。仕様通りの使い勝手の良さを実感できると思います。迷うことなく買いましょう。

ただ、縦位置撮影での使用感など、ちょっとアレ?って感じる部分もあったのでその辺を深掘りしていきます。

本体形状(外装面)に関する印象

まずは構造面から。

外観写真を見てしっかりと使うときのことをイメージしておけばわかることも多いのですが、私いつも勢いで買っちゃうから。

外した状態での持ち運び、嵩張る

MB-N11 形状

これは購入前からわかってたことですが、バッテリー室に差し込む形状のため外して持ち歩くにも結構嵩張ります。また、装着するためにはバッテリー室の蓋を物理的に取り外す必要があり、頻繁に着けたり外したりするのはちょっと破損の不安もあるかな、と個人的に感じています。

まあ、このグリップを買う人はずっと着けっぱなしにするのかもしれませんね。

ちなみに、外したバッテリー室の蓋はグリップ内に収納し保管することが可能。これは良い配慮だなと思います。私、絶対に無くすもの。

ストラップホールがない

昔使っていた富士フイルム機は、バッテリーグリップ側にもストラップホールがあったのです。ボディとバッテリーグリップのストラップホールにより縦位置で吊ることができていました。

普段ピークデザインのストラップを使っているので、アンカーだけ付けておけば柔軟に横位置・縦位置のストラップ付け替えることもできるし、結構便利に使っていたので欲しかったなあという気持ち。

ただ、一眼レフ時代からニコンの縦位置グリップ全般についてないっぽいし、私の使い方が珍しいのかもしれません。

シャッターボタンの押し心地、微妙に違う?

ボディ側のシャッターに比べて少し扁平気味の形状というか、なんか微妙に押し心地は違う気がします。

ただ、これはカメラを横位置で持った時にちょうど手の腹が当たる位置なので、その時の違和感や誤操作を軽減するためだろうなとは思っています。

まあ、細かいところです。慣れるだろうし、ほぼ気になりません。

縦位置での違和感

個人的には、これが一番の懸念点かなと思っています。

物理的なダイアルやボタンが一眼レフに比べると少なくなっているZにおいて、スムーズな撮影を行うためにFnキーのカスタマイズを皆さんやられていると思います。

そしてEVFのメリットを活かすべく、ファインダー覗きながらでもアクセスしやすい動画撮影ボタンや前方Fnキーあたりにピント拡大表示を割り当ててる方、結構多いんじゃないかな。

こことか
ここね

これが、縦位置になると・・・

後ろがこれで
シャッター周りがこれ。もちろん前方にFnキーは無し。

圧倒的にボタンが少なくなります。

私の場合普段Mモードを使用していて、ISOをいじって露出の調整なんかすることが多いので必然的にシャッター脇のボタンはISO感度一択になります。

そうなると、横位置で割り当てている絞りプレビューや拡大表示をあきらめることに。EVFを覗きながら使えてこそ活きる機能だと思うのですが、ミラーレスのメリットが薄れちゃいますね。。

何より、横位置と縦位置で操作性が変わってくるストレスが自分にとっては大きくて、敢えて縦位置のシャッターを使わなくてもいいかなと思ってしまう程です。

まとめ

Nikon MB-N11

ちょっと購入前に考えの至らなかった違和感ばかりを書き出してしまったため残念に見えるかもしれませんが、ニコンの作った純正バッテリーグリップということもありボディとのマッチングはぴったりですし、細部までしっかりと作りこまれています。

また、上にも書いた通り「バッテリーライフ向上」が主目的であれば、完璧に希望を満たしてくれる製品だと思います。

横位置撮影においてもグリップの延長により小指が余ることもなくなり、特に大きなレンズを使う時など安定感が増すでしょう。

導入するメリットも大いにあると考えますが、もし購入される際は一度バッテリーグリップ側のFnボタン数・位置を確認いただき、問題ないな~ってことを確かめたうえで突き進んでいただけたら幸せになれるのではないでしょうか。