【レビュー】Nikon Nikkor Z 85mm f/1.8Sはポートレートだけじゃなくスナップも楽しめる良レンズ

【レビュー】Nikon Nikkor Z 85mm f/1.8Sはポートレートだけじゃなくスナップも楽しめる良レンズ

2020-02-01

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ニコンZマウントの中望遠単焦点レンズ「Nikkor Z 85mm f/1.8S」を購入し、3ヶ月ちょっと使ってきました。

85mmというと「ポートレートにぴったりな焦点距離」なんて言われることも多いのですが、私の場合は主に日常のスナップで持ち出すことが多くなっています。

先に発売された35mmや50mmと似た特性だと思いますが、絞り開放からシャープで破綻のない安定した写りと、その小型軽量さに惹かれつい手を伸ばしてしまう。そんなレンズです。

Z6との使用感も含め、ご紹介させてください。

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Nikkor Z 85mm f/1.8Sについて(スペック、仕様等)

焦点距離85mm
レンズ構成8群12枚
(EDレンズ2 枚、ナノクリスタルコートあり)
最短撮影距離センサーから0.8m
(最大撮影倍率:約 0.12倍)
絞り羽根9枚(円形絞り) 
絞り値F1.8〜F16
フィルターサイズ67mm
重さ約470グラム

個人的に大事なところを中心に抜き出しました。
詳細に確認したい方は、ニコンの公式ページをどうぞ。

私はFマウントの85mm f/1.8を使ったことがないので詳しい比較はできないのですが、レンズの構成やコーティングなどリッチな仕様になってますね。絞り羽根も9枚になりました。

その分100g程度増えたけど、使っていて重いなって感じたことはありません。むしろ、これガラス入ってるのか?ってくらい軽い。

最大撮影倍率は前と変わらず0.12倍ということで、使い方によってはもう少し寄りたいなって思うかもしれません。

↑保護フィルターはこれ使ってます。高級感ある。

外観や機能

Nikon Z6 / Z85mm f/1.8

見た目はZマウントの35mmや50mmなどと非常によく似た感じ。いつの間にか生えてきても気付きませんね。

スイッチはオートフォーカス/マニュアルフォーカスの切り替えレバーだけなので、操作に迷うこともなし。

Nikon Z6/Z85mmf1.8 フード付き レビュー

フードをつけても非常にコンパクト。個人的にはフード付けてる方が見た目は好きかも。

Z6/Z7の購入時に多くの人が手にするであろうZ24-70mm f/4と並べてみました。

Z24-70は沈胴させた状態ですが、Z85mmの方がちょっと細長いのかな。両方を持ち比べてみましたが、重さの違いもわからない程度でした。

仕様上では、Z85mmの方が30g軽いそうです。

使用感、印象

写りについては後ほどサンプルでご確認いただくとして、使っていて感じるところも書き出しておきます。

私個人の感想でございます。

オートフォーカスが優秀

迷いも少なく、静かにスッと合う感じ。

突然のつむじ風に襲われたとしても、もう恐れることはありません。しっかり証拠を残してやりましょう。

いや、多分オートフォーカス以前にボディの復帰が追いつかないけど。

もちろん、瞳AFもOK

Z6/Z7の瞳AFについて、最高に能力を引き出せるのはやっぱりZマウントのレンズだと思います。

たまに存在を思い出して使いますが、吸い付くように瞳を追いかけてくれるのはなかなか感動しますね。

(そもそもZの瞳AFはエリアをオートにしないと作動しないので、あまり使っていないのです。もったいないのかな)

防塵・防滴はありがたい

私、雨だからって遊びに行くの延期とかできない性格なんです。

公式的には「防塵・防滴に配慮した設計」という表現なので過信はできませんが、やっぱり安心感があります。

コントロールリングの操作は慣れが必要かも

カメラから[M/A] [絞り値][露出補正] [ISO感度]のいずれかを割り当て可能なコントロールリングを搭載。静止画や動画撮影において、メインコマンドダイヤルやサブコマンドダイヤルに代わる新たな操作性を提供します。

静粛性に配慮したクリックレスのコントロールリングは、操作音が記録されるのを防ぐとともに、滑らかな操作感でピントや明るさのスムーズな変化を可能にします。レンズフードを逆向きに装着している時でもコントロールリングの操作を可能にするため、レンズフードと鏡筒の間に隙間を確保。無理のない操作でコントロールリングを回すことができます。

ニコン

ということで、多分ウリの一つであるコントロールリング。

カメラを構えた時自然に左手が落ち着く配置や、グローブなどしてても操作のしやすい幅広なリング自体は好印象です。

ただ、私の場合このリングの回転が軽すぎてまだちょっと慣れていません。

マニュアルフォーカスのときとかも、電子制御のため回転量とピントの移動距離がつかみにくいんですよね。

いつも、「あ、行きすぎた。おぅ、戻しすぎた」を数回繰り返してます。コントラストマニュアルフォーカスな私です。

ちょっと追記

しばらく使ううちに、違和感の正体は「リングの回転とピント移動のタイムラグ」にある気がしてきました。操作からワンテンポ・・コンマ数秒だと思うけど、遅れてピントが追従するんです。

これはZのレンズ全般的な挙動なのかもしれませんね。

寄りたい。もっと。

スナップや人を撮っている時はそんなに気にならないとは思いますが、花とか撮りたくなっちゃったら意外と寄れないなって思っちゃうかも。

これはシャリンバイ?わからないけど、1cmくらいの花だったと思います。これ以上寄ることはできないんだなあ。

画質については作例にてご判断を

私、画質とか評価できないんです。全部きれいって思っちゃうし。なので、この数ヶ月で撮った写真からかいつまんで貼っていきます。

いつも書いてる日記みたいなのと重複してしまう写真もあるので、この記事の写真については全て撮って出しのやつです。レタッチなし。

Nikon Z6 / Z85mm f/1.8 作例
Nikon Z6 / Z85mm f/1.8 作例
Nikon Z6 / Z85mm f/1.8 作例
Nikon Z6 / Z85mm f/1.8 作例
Nikon Z6 / Z85mm f/1.8 作例

難しいことはわからないけど、キレッキレだしボケもキレイだと思います。チューリップの背景とかはざわざわしている気もするけど。。

あ、息子ちゃんの写真を撮っている時がこのレンズ一番輝いてます。ここには貼れないので、馬とか猫とかを見て、なんかこういい具合に補完してみてください。

まとめ:Zマウント2本目のレンズにとてもおすすめ

Zマウントのレンズはどれを買ってもハズレがないと思うのですが、キットズームでもあるZ24-70 f/4の次に何か単焦点のレンズ使ってみたいなって思ったら、個人的にオススメしたいのがこのレンズです。

私がそのパターンでレンズを増やしたんですけど、明るい中望遠ということでZ24-70との使い分けがしやすいし、小型軽量のこの2本を持ち出すことで撮影の幅を広げることもできます。

中望遠って慣れるまでちょっと使いづらい感じあるかもしれませんが、その立体感とか味わっちゃうとクセになる魅力があります。

ということで、拙いレビューではございましたがちょびっとでも参考になれば幸いです。

普段載せている写真はワリとレタッチしちゃってますがNIKKOR Z 85mm f/1.8 Sのタグから見ることができるので、もしよければ見てやってください。

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今後も増えていく予定です。