今年の夏休みはGR3だけを使って過ごしました。
いつもは手元に一眼があるため、「ファインダーを覗いて撮る」という行為の楽しさからGR3はサブ機という位置付けになりがちでしたが、休みの間ずっとGR3だけを持ち出すことで改めてそのポテンシャルの高さを実感することに。
noteに書いてた日記と重複する部分も多々ありますが、こちらでは撮ってだしのjpegにてGR3の使用感も含めて紹介していきます。
個人的に夏空や海の色がものすごく好きです。見ていってくださいね。
早朝スナップ
夏休み初日、早く目が覚めたので家の周りを散歩しながら撮りました。
早朝の光と陰、空や緑の深みが好き。
一眼だと「撮ろう」という意思が強く出てきますが、GRは気負わずに散歩の景色を楽しみつつ「良いな」と思ったシーンを切るとる感じ。楽な気持ちで持ち出すことができました。
早朝、ドン曇りの印旛沼
ホワイトバランスにCTEを指定したため青みが強くなっています。少し早朝の雰囲気が出せたかな。
この日は天気が悪く、撮影にきていた人はゼロ。静けさと重たさを感じたので、普段よりアンダーに振ってみました。
撮影中にセンサーゴミと思われる写り込みがあってちょっとテンションが下がりましたが、半日くらい使っていたらいなくなってました。ダストリムーバルの効果かもしれませんが、不安なので近々メーカーに清掃を依頼しようと思っています。
noteの方には、ゴミが写っちゃったのや現像した写真も貼ってます。
ホワイトバランス:CTEについて
ホワイトバランスはさまざまな光源のもと白を再現するための調整機能です。その中でペンタックス独自の調整モードがCTE(Color Temperature Enhancement)です。AWB(オートホワイトバランスが偏った色を調整するのに対してCTEは逆補正するモードです。
リコーイメージング
ざっくりいうと、印象を強める方向に色味を調整するモード。夕日をより赤く印象的に写す、といった具合。
追記(清掃整備に出しました)
しばらく使いながら様子を見てましたが、センサーダストの写り込みが何度か出てしまったので清掃に出しました。その際の記録は別記事にて。
観光(房総のむら)
GRの軽さは子供と一緒に遊びに行くとき非常に助かりました。また、28mmという焦点距離が観光地の景色を含め家族写真に使いやすく、気がつくとこの日だけで100枚以上撮っていました。
房総のむらについては別記事にて紹介しています。そちらの写真は全て現像しているので、こっちは撮って出しのサンプルということで数枚置いておきます。
里帰り
犬の散歩でぐるっと家の周りを歩いてるだけなので、一眼とか大きなカメラだと毎回は持ち出さないと思うんですよね。スマホで良いのかもしれませんが、右手だけで軽快に扱うことのできるGRは自分にとってスマホ以上に機動力が高いのです。
この写真は歩きながら良いなと思って、起動から撮るまで1秒かかってないと思います。
逆光で空が飛んじゃってますが、それよりもこの状況が撮れたことでGRの評価がグッと増しました。
散歩中にもう一枚。
GRは普段Av(絞り優先)で使う方が多いと思います。
デフォルトだとISO感度を上げる判断基準となるシャッター速度の低速限界値が1/30なので、被写体が動くケースではブレブレの写真を量産してしまう可能性があります。
必要に応じて低速限界値を上げるか、マニュアル または Tv(シャッター速度優先)を使用しましょう。
(自分への戒め)
花火
タイトルに花火って書いたら、打ち上げ花火とか花火大会を想像しますよね。残念、手持ちです。しかも酔ってます。
この作例いらなくないかと言われればその通りなのですが、夏休みの記事だし花火とか書きたいじゃないですか。
ほら、片手で使えるカメラって良いと思いませんか?
海
少しプラス補正した時の爽やかな青、ポジフィルム調の深みのある青、どっちも大好物です。
少しシャッター速度を上げて、水の動きを止めてみました。
防水ではありません。良い子は真似しないでください。
空
夏の空っていろんな表情を見せてくれて飽きません。
今まで何回も、素晴らしい夕暮れ見るたびに「カメラがあれば・・・」ってTwitterで呟いてきたんですよ。カメラを持ち歩けずスマホで撮ってた頃の自分に、GRは良いぞって伝えたいですね。
現状の設定や使い方など
まず、ストラップ。
以前の記事でどれにするか迷っていて、GRの速写性を活かすためにリストストラップが良いのかなーとか思っていました。
ですが、現状はネックストラップの「ピークデザイン リーシュ」に落ち着いています。
普段子供と一緒に外出することが多い自分にとっては、両手フリーの状態で持ち出せるネックストラップがベストという考えです。
他のカメラとストラップを共用できるメリットを重視し、ピークデザインを使っています。ストラップホールの大きさがちょっとキツいのですが、頑張れば通せます。通りました。
設定など
この記事に載せた写真は、ほぼ全てイメージコントロール「ポジフィルム調」で撮っています。
フォーカスモードは「スナップ」で、スナップ距離を随時変更しつつ絞り値とあわせて被写界深度を調整している感じ。また、ピンポイントでフォーカスを合わせたいときは、タッチAFにて対応しています。
デジタルの一眼レフから入った以前の自分からは想像できませんが、フィルムカメラを使うようになった影響なのか「ゾーンフォーカス」のような使い方がしっくりくるし歩留まりも良いように感じています。
GRがだいぶ身体になじんできた
ここまでの写真を見返しても「これ一眼だったら撮れなかったかも」と感じる写真が結構あります。
今回、それなりに長い時間をGR3だけで過ごすことで、上に書いた設定などしっくりくる使い方も見つかりました。
普段使っているFUJIFILM X-H1もこのGR3も、得意分野が異なりやっぱり両方必要だなと感じています。
GR3、画質ももちろん気に入っていますが、それ以上に写真をとる機会やチャンスを増やしてくれるカメラという点で良い相棒になってくれました。
日々持ち歩いて撮り散らかしてますので、タグから他の記事もみていってくださいませ。