ずーっと悩んでいたんですけど、カメラを買い換えました。
休みのたびに持ち出してだいぶ感覚もつかめてきたので、この辺で一度感想なんかを書いてみたいと思います。
発売から時間が経っているので、詳細なレビューやスペックなどは詳しい皆様のサイトをご覧になった方が早いかと思いますが、初心者よりの自分が使った感想ということで。
目次
新しい相棒はFUJIFILM X-H1
発売日が自分の誕生日だったので、買う運命だろうと思っていました(笑)
ただ魅力的なカメラであることは間違いないと思いつつも、長く使っていたX-T2がとても使いやすいカメラであること、そして皆さんが最終的に行き着くX-Pro2への憧れから中々決心できずにいたんです。
熟考の末、自分のよく使うシチュエーションでこれ以上のカメラはない!ということで、Yahooのポイント倍率アップに背中を押されて、ポチっとなりました。
X-H1を選んだ理由
憧れていたX-Pro2ではなくX-H1を選んだ理由は以下の通りです。
私の場合、複数台のカメラを使い分けることが苦手(本気の1台ばかり持ち出したくなる性格)なので、ざっくり言ってしまうと「どんな状況でも使える汎用性を重視」という点に尽きると思います。
手ぶれ補正の安心感
手ぶれ補正に関しては不要と考える方も多いかとは思いますが、自分くらいのウデだとやっぱり助けられるシチュエーションも多いので。
夜ふらっと散歩した時とか子供の屋内行事なんかでの歩留まりを考えたら、多少本体が大きくなっても手ぶれ補正は欲しいと思っちゃう派です。
X-H1での良いサンプルがないので以前使っていたPENTAX機で撮った写真になりますが、単焦点1本持ってふらっと旅行に行きたい。
そんな時も、ボディ内に手ぶれ補正があると安心感が違います。
普段はお散歩スナップ中心、でも子供の行事でも使いたい
以前X-Pro2をちょっとだけ使ったことがあるんですが、オートフォーカスに関してはX-T2の方が使いやすい印象でした。
普段のスナップであれば間違いなくX-Pro2が最高なのですが、コンティニュアスAFの食いつきやシャッターボタン半押し時の動作キャンセル設定など、X-T2に慣れているためちょっと不安が。
バージョンアップによりX-Pro2のオートフォーカスもどんどん良くなっているのは間違いないのですが、自分の手に馴染んだX-T系の操作感に近いことを重視しX-H1を選びました。
X-T2を使っていた時、幼稚園や小学校の徒競走くらい簡単に追えたのでその実績を信頼しています。
実際に使って感じていること
最初に書いちゃいますが、すごく気に入っています。
これは長く使えそうという感覚はありますが、気になることもゼロではありません。
これから買われる方の参考になるかわかりませんが、気に入ってる点/気になる点も書きたいと思います。
前に使っていたX-T2との比較が中心になります。
お気に入りポイント
購入理由にもなっている「手ぶれ補正」「オートフォーカス」については大満足です。
特に手ぶれ補正は想像以上に効きが良く、ボディ内補正なのにファインダーが揺れないのは新鮮な感覚でした。
EVFならではのメリットですよね。昔はEVFの見え方苦手だったんですが、いつの間にか慣れたし今ではメリットが優っている感じ。
その他、細かい点ですが個人的に良かった点も書き出して行きます。
アイセンサーの反応が早くてストレスがない
X-T2で唯一の不満が、アイセンサーの反応速度でした。ファインダーを覗いて、表示が液晶からEVFに切り替わるのにワンテンポ遅れるのがずっと気になっていて。
X-H1はレスポンスが2倍になったとは聞いていましたが、これが本当に良い!
撮ろうと思ったタイミングでついてきてくれるので、個人的には手ぶれ補正より買い替え満足度高いかも。
ずっとX-Pro2に憧れていたのはこのあたりの快適さから来るものでしたが、X-H1の反応速度ならスナップ撮影も快適です。
Bluetoothとアプリによるスマホ連動はクセもあるけど嬉しい機能
撮って出しの色が好きなので、外で撮影した写真をすぐスマホに取り込みたい。今までもWiFi接続でできたことですが、Bluetoothに対応することで快適になりました。
ペアリング設定を済ませて自動転送を有効にしておけば、カメラの電源OFFに連動しどんどん写真がスマホに転送されます。
さらにBluetooth連動で一番自分が嬉しいのが、写真に位置情報を埋め込むことができること。
今までは別アプリで位置情報を記録しLightroomで写真に埋め込んでいたのですが、これがカメラだけで完結できるのは快適すぎます。位置情報の連動間隔などは現時点では指定できませんが、散歩しながら撮っていて大体の位置はあっているので個人的には十分です。
欲を言えば、Bluetoothでのカメラとスマホの接続がもうちょっと早くなると良いなぁ。30秒くらい待つんですよね。。
写真の転送自体は従来通りWiFiで送信されるため、iPhoneを使っている場合はX-H1のWiFiにスマホが接続できているか確認する手間はあります。
「写真を転送するよ」っていう通知がくるので、自分はそれほどストレスないです。
X-H1を持ってハイキングしてきましたが、スマホ連動により撮影した写真にはしっかり位置情報が記録されていました。旅先の写真が、どこで撮影したか記録できるのはやっぱり嬉しい。取り込んだiPhoneからも、地図上で確認できます。
動画性能は凄まじい
あまり動画って撮らないので、X-H1も動画を撮りたくて選んだわけではないのですが・・・。でもせっかくあるんだから使って見ますよね笑
いや、びっくりしました。
ハイスピード撮影によるスローモーションはスポーツシーンなんかで活躍するし、通常の動画撮影においても強力な手ぶれ補正のおかげで自分が撮ったとは思えないようなクオリティ。
これなら、子供の行事でも積極的に使いたくなりますね。
撮った動画をHDMIケーブルでテレビに接続し、大きな画面で見るのが我が家のブームです。
カメラ側はHDMIのタイプD。これ大事。
RAWとJPEGの同時消去設定が地味に便利
RAWをスロット1、JPEGをスロット2に分割して保存しているんですが、これを同時に削除してくれる設定。今まではスロット切り替えて2回削除していたので、手間が減りました。
これは、全カメラにファームアップで追加して欲しいくらい便利。
スマホ経由でファームウェア更新が便利
ファームウェアのバージョン1.10から、スマホ経由での更新が可能になりました。パソコンを起動せずに更新できるのが、これほど楽だとは。
詳細な流れを別記事に書いています。
アプリ使用でリモートレリーズいらず
スマホアプリ「CAMERA REMOTE」でのリモートレリーズを使ってみたらセルフタイマーいらずで快適でした。
Bluetooth対応機のみの機能です。
ちょっと気になる
X-H1の気になる点としてよく言われるのが「バッテリー容量」と「カメラ自体の大きさ、重さ」だと思います。大きさ/重さに関して、X-T2からの移行直後は結構気になったのですが慣れてきたら意外とヘーキかな?
気になる点についても、さっと挙げていきます。
バッテリー
一番の問題はここかなあと感じています。
まず、標準撮影枚数310枚とのことですが自分の使い方では200枚持たない時もあります。(Bluetooth連動等で電池を消耗しているのかも)
予備は必須と言えるくらいの容量となってしまいますがなんせ純正のバッテリーは高い!
互換バッテリーに評価の安定しているものもありますが、X-H1はNP-W126Sを使わないとアラートが表示されるのでちょっと気になります。
動作に制限などはなく普通に使用はできるので「気になる」というだけですが・・・
モバイルバッテリーなどでUSB充電も使えるので、うまくお付き合いする必要がありそうです。
ソフトウェアの安定感はX-T2の方が上?
発売から2年近く経過しているX-T2の完成度が上がっているという事になるかと思っています。
FUJIFILMは発売後も長期間に渡ってアップデートしてくれる会社なので、X-T2が発売時と別物と言えるくらい進化しちゃってるんですよね笑
もちろん、X-H1もどんどんアップデートされていき成熟してくるものと考えています。
一応、使っていて気づいたことだけ書きますが、ハッキリ言って気にするレベルのことではありません。X-T2と両方使ってみて、そういえば・・って気づくくらいです。
- スリープからの復帰がワンテンポ遅れる時がある。また、EVFが安定しないことも。(すぐ落ち着きますけどね)
- 十字キー操作でのメニュー選択など、カーソル移動はX-T2の方がスムーズ
どちらも、ソフトのアップデートで最適化される気がするので、今後のバージョンアップに期待しています。
やっぱり露出ダイヤルが好き
肩液晶もかっこいいんですが、露出ダイヤルは狙ったところに変更できるので欲しかったです。
露出ボタン+ダイヤル操作もすぐに慣れるので大きな問題はないんですが、どうしてもソフトでの制御なので空振りする時があるので・・。
(あれ?思ってた露出になってないや、みたいな)
トータルでは大満足なので、これからガンガン使います
細かいことを色々書いてはいますが、だんだんX-H1との付き合い方がわかってきて気になる事の割合は小さくなってきてます。
スナップから動体まで幅広く対応できるし、Bluetooth連動など新しい仕組みはやっぱり便利。
週末に持ち出すのが本当に楽しいカメラなので、長く使って行きたいと思っています。
半年使ってみての記事も書きました。